AMD 展2016(3.5 sat – 3.6 sun)

3月5~6日の2日間、山口家住宅でAMD展(アート×メディア×デザイン展)が開催されます。このイベントは堺市と関西大学の地域連携事業の一環として行われ、昨年に続き2回目となる今回は「情景にふれあうメディア空間」をテーマに、関西大学総合情報学部の5つの研究室と特別協力アーティストによる映像・メディアアート作品が展示されます。

【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
【備考】観覧無料、但し、山口家住宅への入館料が別途必要です

交通アクセス 展示会チラシはこちら

展示作品紹介

体感空撮映像 ~空から見る仁徳天皇陵~ ― Movie

井浦ゼミ

日本最大の仁徳天皇陵古墳を、全方位カメラを搭載した無人航空機(ドローン)で上空140mから撮影した映像作品です。ただ映像を見るだけでなく、鑑賞者の動作によって視点を変化させ、大仙公園上空から堺市内を一望することもできます。今回初公開となる体感空撮映像をぜひお楽しみください。

Time lapse in Sakai ― Movie

井浦ゼミ

堺の一日を市役所高層館の最上階から定点撮影した作品です。一定間隔で撮影された写真を連続再生するタイムラプスという手法を用いた映像作品で、堺市の24時間を1分間に凝縮しています。雲の流れ、車や電車の動き、昼から夜へと移り変わる街の表情から、躍動する街の美しさを感じ取ってください。

時を超えた環濠都市堺の遊覧飛行 ― Computer Graphics

林ゼミ

堺環濠都市地区は大坂夏の陣で全焼した後、元和の町割によって再興し、その町割が今に受け継がれています。この作品は、江戸時代と現在の街並をコンピュータグラフィックス(CG)で再現しています。街を空から眺めるような映像作品から、由緒ある街路のもつ意義を感じていただければと思います。

デジタル古地図で見る堺+古墳群マップアプリ ― Web Content

堀ゼミ

関西大学所蔵の「堺大繪圖改正綱目」(1735年)ほか江戸中期から明治後期までの堺環濠都市地区の古地図をデジタル化し、現在の地図と比較できるアプリを制作。今に残る元和の町割に垣間見える時代の変遷をご覧ください。また、古地図にも一部記載されている百舌鳥古墳群を紹介するマップアプリも公開。

山口家住宅秘伝書 ― Beacon Contents

松下ゼミ

山口家住宅には江戸初期の町家ならではの工法やしつらえなど、たくさんの魅力が隠されています。この作品は、屋内の位置測位技術(ビーコン)を使ったアプリで、タブレット端末(iPad)を持って山口家住宅内を見学していると、近くの見どころに端末が反応して、そのポイントを教えてくれます。

まちのささやき ― Sound Device

松下ゼミ

堺七まちを中心に町の趣を感じさせる物と音を集め、物から音を聴く作品を制作しました。お茶を点てる音、鉄を打つ音、またそれらに含まれる生活音。普段、気に留めることなく過ごしている音の中に、懐かしい思い出が潜んでいるかもしれません。あなたの心に響く町のささやきを探しに来てください。

童子ロボット ― Robot

荻野ゼミ

昨年の老夫婦型ロボットに続いて、今年は童子ロボットを出展します。鑑賞者が童子ロボットに近付くとその顔を見て反応し、その場から離れていくと手を振って見送ってくれます。ゆるやかに流れる時間の中で、山口家住宅の空間に融和する童子ロボットがあなたの来訪をお待ちしています。

特別協力

city matter ― Photo

T. Takahashi + S. Hirao

針穴写真機から取り込まれる、レンズを介入しない直接的な可視光。都市を露呈する「光」の質と量の変化は、膨大な断片となって蓄積されていく。記録されたデジタルデータはプログラムによって映像へと再構成され、都市の風景の中に、視覚では捉えられない「時間」の手がかりを提示する。

江戸時代の絵巻物に描かれた堺の風景 ― Degital Contents

関西大学VOLCANOプロジェクト

関西大学秘蔵の約8mに及ぶ絵巻物「浪花及澱川沿岸名勝図巻」(1745年)のレプリカと超高解像度画像を用いたデジタルコンテンツを展示します。この絵巻物は大坂画壇の重鎮、大岡春卜(しゅんぼく)の代表作で、堺から京都の淀に至る淀川沿岸の風景が大胆な構図と個性豊かな筆致で描かれています。

3月5日(土)13:00~利晶の杜にて美術史研究者による講演会を開催します。あわせてお楽しみ下さい。